11月22日は二十四節気で【小雪(しょうせつ)】にあたります。雪が降り始めるものの、まだ積もるほどではない。そんな頃合いでしょうか。お歳暮の準備を始める頃としても知られています。一方でここ数週間、関東では11月とは思えないほど日中は暖かい日が続きました。それでいて朝晩はしっかりと冷え込む日も少なくありません。服装に迷う事も多かったように思えます。
さて市場では冬の青果物がメインシーズン到来、といった様相です。国産苺は近在産地からの入荷量が増え、福岡県産あまおうの入荷もスタートしました。みかんは引き続き早生種がメインに。徐々にブランド柑橘類(中晩生)も出てくるシーズンです。
市況はお歳暮の時期でもあるので、ギフト需要に伴い相場が動く時期でもあります。また、急な霜害や気温低下によって入荷が滞る場合もありますので、関東の穏やかな天候とは裏腹に落ち着かない相場になる品目も少なくありません。
季節もの
国産苺 近在産地の入荷量が徐々に増えてきています。福岡県産あまおうの入荷も始まりました。好天が続いているため生育は前倒しの観が強く、今後の天候次第ではありますが、クリスマスシーズン付近でサイズによっては不足感が出てくるかもしれません。
みかん みかんは引き続き早生種のみかんがメインです。長崎県産の「味まる」「味っ子」、愛媛県産「日の丸」などが主な取り扱いになります。
りんご サンふじへ切り替わりました。袋掛けをせずに栽培されたサンふじは強い甘みと程よい酸味、しっかりとした歯ごたえが特徴です。黄色系は王林りんごを取り扱っています。
洋梨 主要品種であるラ・フランスを扱います。出荷ピークは10月末~11月上旬ごろ。今期は凍霜害の影響で前年比7~8割の出荷予定です。
シーズン開始
金柑 今季取り扱い開始しております。例年11月~3月上旬ごろまでの取り扱いとなります。
国産カンキツ 愛媛県産「紅まどんな」の入荷が始まりました。ゼリーにも似たプリっとしながらトロりととろける食感、高い糖度と控えめな酸味が特徴。一定の基準値を満たしたものだけが紅まどんなとして流通します。近年は贈答用としての需要が高まってきました。
注意が必要なもの
北海道産野菜 夏場に発生した高温・干ばつの影響が強く残っています。例年に比べ収穫量が少なく、サイズ感も小さい傾向です。ジャガイモ・玉ねぎなど普段使いの野菜に大きな影響がでています。
柿 主要産地の入荷が徐々に終了しはじめます。主だった入荷が終わると貯蔵品へと切り替わります。
産地の天候によって入荷状況が変わる場合がございます
詳しい価格や規格については営業担当までご連絡ください
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