9月7日頃は二十四節気で【白露】にあたります。
朝晩の気温がぐっと下がるようになり空気中の水分が草花に露となって宿る頃、を指します。二十四節気では【白露】の前は暑さのおさまる【処暑】、白露の後は昼夜の長さが同じになる【秋分】となり、いよいよ秋の訪れを実感しやすい頃になります。
秋の実りを祝う十五夜も白露の頃にあたり、月見団子や里芋、稲穂に見立てたススキなど、地域によって様々な十五夜飾りがあるようです。
(※二十四節気…1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの)
さて市場では夏の青果物から徐々に秋の青果物へと顔ぶれが変化していきます。
今年は特に8月の大雨の影響が未だ残る市況となっています。加えて9月に入ってからの曇天と低温が続いている事から、しっかりとした回復には時間がかかりそうです。また、9月以降は台風のシーズンになりますので、各産地の天気予報から目が離せない時期となります。
季節もの
ぶどう類 9月以降は露地栽培のものへと切り替わり、山梨県産は9月上旬、長野県・岡山県産は9月中下旬がピークの予定です。
和梨 豊水梨がメインです。後続の南水梨は9月下旬頃にピークの入荷予定です。
柿 早生種の種無し柿が始まっています。九州産については長雨の影響が懸念されます。
マツタケ(海外産) 総入荷量は例年に比べ少ない見込み。中国産は中国国内の相場が高く日本への入荷量が少ない模様です。
シーズン開始
りんご 昨年の貯蔵品から切り替わり、新物が始まりました。つがるなどの早生種からお届けとなります。
みかん ハウスみかんから極早生みかんへと切り替わるタイミングになります。色づきや食味を加味して仕入れを切り替えます。
蓮根 通年入荷する商品ですが、8月の盆以降より露地栽培の新蓮根が始まります。
さつまいも こちらも通年入荷の商品ですが9月以降は露地の新物が始まります。採れたてよりも貯蔵・追熟されたものの方が食味が良いので、おすすめは10月以降。
おすすめできないもの
桃・西瓜 シーズンほぼ終盤。
いちじく 長雨の影響から産地ロスが散見されます。今後の台風次第で出荷量が大きく変動するものと予測されます。
洋梨 入荷開始しておりますが、1品種につき1~2週間といった短いスパンになる事と硬さや食味の面からあまりオススメはできません。
産地の天候によって入荷状況が変わる場合がございます
詳しい価格や規格については営業担当までご連絡ください
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